2018年2月10日

【ＮＥＷ】ハイレゾ対応サイドアドレス型コンデンサーマイクなど３機種が登場～♪

サウンドエコーの岡部です。
久しぶりに本格的なマイクロホンが登場しましたね～(^^)
といっても、手軽にちょっと使えるようなマイクでなくて、スタジオやコンサートホールでの収録用というコンセプトみたいですね。

発表になったマイクは『C-100』・『ECM-100U』・『ECM-100N』の3機種で、いずれもコンデサーマイクです。

コンデンサーマイクなので使用する際は電源が必要になりまして、外部電源供給方式で、DC44V-55Vで動作します。いわゆるファンタム電源が必要になります。

まずは、ハイレゾ対応の広帯域収音マイクロホン「C-100」です。

C-100は広域用と低域用の2Wayマイクカプセル構成になっていて、単一指向性、全指向性、両指向性の切り替えが可能になっています。

新開発のマイクカプセル採用

C-100に採用している広域用のマイクカプセルは新規開発をしていて、振動膜の薄膜・軽量化と背面電極板の音響インピーダンスの低減で50kHzまでの収音を可能にしています。低域用のマイクカプセルも新規開発品で、バックプレートの音響インピーダンス低減で、高感度化しています。

指向特性と周波数特性

2本目は、「ECM-100U」です。

ECM-100Uは楽器そのものの音声収録に適していて、ハイレゾ対応のコンデサーマイクロホンです。
マイクの指向性は単一指向性になります。

指向特性と周波数特性

最後は「ECM-100N」です。

ECM-100Nは、空間に響く音の収音に適していて、楽器そのものに向けて仕込むというのではなく、鳴っている音を拾うという用途ですかね～なのでRCM-100Nの指向性は全指向性です。そしてECM-100Nもハイレゾ対応です。

指向特性と周波数特性

こだわりの国内生産

このクラスのマイクロホンになると、さすがに国内生産ですね～
コンデンサーマイクロホンではあの名機、「C-38B」や「C800G」、モニターヘッドホンで言えば「MDR-CD900ST」などが思い浮かぶかとは思いますけど、そんな製品を長年生産し続けている国内工場、ソニー・太陽が製造していて、しかも一つひとつ手組みらしいですよ～(^^)

さて、NEW コンデサーマイクロホン「C-100」・「ECM-100U」・「ECM-100N」の出力端子には「XLR-3-12C」タイプが採用されています。通称「キャノン端子」ってやつです。

写真のマイクはシュアーSM58ですけど、この3極ピンのタイプですね。

そしてこれに使用するマイクケーブルにはこんな端子が付いているんですね。

この端子にはロックが付いていて、信頼性も高く確実に接続ができます。
まあ、この価格のマイクにはXLR端子が採用されてはいると思いますけど・・・

さて、冒頭に「C100」・「ECM-100U」・「ECM-100N」は外部電源供給方式で、DC11V-55Vで動作します・・・と書きましたねども、どうなんでんす、だだつないだだけではこのマイクは動かないんですね～スタジオなどで使用や野外使用でもミキサー卓があればファンタム電源+48V出力できますので困らないですけど、収録用のレコーダーへ直接接続の場合はファンタム出力できるモデルも少ないので、事前に検討の必要がありますね。
と言っても、このクラスのマイクをご購入される方はその辺のところはすべて承知しているとは思われますけど。(^_^;)