【NEW】小型・軽量で高音質。ハイレゾ録音・再生対応のリニアPCMレコーダーが登場~♪

サウンドエコーの岡部です。
小型・軽量でありながら手軽に本格的な音楽録音ができるっつーリニアPCMレコーダー登場してきましたよ~ 本格的と言ってもありがちな操作ボタンが英語表示ではなく、日本語表示されているので初心者の方でも使いやすそうです。

ソニーのリニアPCMレコーダーというと「PCM-100」というのが上位モデルにあって10万円近い価格の商品ですけど、今回発売になった「PCM-A10」は2万円くらいと導入しやすい価格設定になってます。まあ~小型ICレコーダーとして捕らえれば高級品ですけどね。(^_^;)

PCM-A10


レコーダー本体の操作ボタンは非常に少なく、さらに「停止」・「録音」ボタンがわかりやすくやや大きなボタンです。でも安っぽく見えないところがなかなか好印象です。

NEWモデル「PCM-A10」は「ICD-SX2000」の後継モデルになるんですけど、かなり小型しましたね。
店頭に「ICD-SX2000」のモックがあったのでちょっと比べてみました。

右が「PCM-A10」、左が「ICD-SX2000」ですが、もう見たからに「PCM-A10」が小さいです。そして角が取れてやや丸みをおびてます。
手元の資料を見ると、本体サイズは約15%の小型化、本体重量は約15%の軽量化ということになってます。



同じ位置にヘッドホン端子がありますけど、旧モデルの「ICD-SX2000」の方が剛性がありそうですね。
ちなみに「PCM-A10」のヘッドホン推奨負荷インピーダンスは、16Ω~32Ωです。民生機レベルのヘッドホンに対応しています。
参考ですが、モニターヘッドホンでは定番のMDR-CD900STやMDR-7506のインピーダンスは630Ωです。

シーンに合わせて最適な録音ができる「可動式マイク」を搭載

ICD-SX2000同様にPCM-A10の特長でもある可動式マイクを今回も搭載しています。

ズームポジション


このズームポジションは主にボイスメモやインタビューなどに適したポジションですね。

ワイドステレオポジション


ワイドステレオポジションは、ホールでの演奏や講演会などの収録向きで、特にステレオ感を出したい時などにはイイです。

X-Yポジション


X-Yポジションは奥行き感のある音源録音に向いていて、スタジオライブ的なことや、舞台で合唱などの録音もこのスタイルでイイ感じですよね。
この手のX-YステレオマイクはRODEなどからも、ビデオカメラ用として販売されてますけど、だいたい5万円くらいしますかね~まあ、参考に・・・

では、早速録音してみます。
ちょっと雑踏のノイズを録ってみました。録音モードはとりあえず「LPCM 44.1kHz/16bit」、これがデフォルト設定になっていたので、これでいってみました。


さすがマイクに特長があるだけあって音もクリアですね。普通のICレコーダーに搭載のマイクは、フラットマイク搭載が多く、ソニーのモデルもほとんどがそうです。フラットマイクはかなり広範囲の音が拾えるのが特長なわけですけど、そのかわり「ゴソゴソ・・・♪」として音や、コピー用紙を「シャリシャリ・・・♪」とこすった様な音も拾い、意外と雑味の多い音になっちゃうんですよね。
録音機能には、「リミッター機能」や「ローカットフィルター」なども搭載されているんですよ。

リミッターはマニュアルで録音レベルを決めて録音している時などに、突発的にデカイ音が入力されてくる時ってありますよね、そうするとどうなるかというと音が歪みます。歪むぐらいならまだいいですけど、あまりにも突き抜けると最悪デジタルは音が無くなります。そうならないために過大入力を下げ自動的に調整してくれる機能です。とっても助かります。

で、「あ~これ便利だな・・・」と感じた機能がありまして、「リハーサル機能」が搭載されてます。

本体右サイドに「リハーサル」というボタンがあります。


このボタンを押すと録音スタンバイ状態になりVUメーターが振れます。
これで入力のピークが見えますね。
この状態で最大音量になる一ヶ所を含めて1分程度音を拾うと、録音レベルを自動的に調整してくれるという機能です。

このリハーサル機能を使うと適度に録音レベルが調整されて安心できます。多少レベルが小さいくらいなら波形ソフトで持ち上げることはできますけど、歪んでしまったらもうどうにもなりませんからね~
ただ、あくまでもリハーサル機能なんで、事前準備ですよね。ぶっつけ本番には使えませんね。(笑)

それから「プリレコーディング機能」を搭載しています。

「プリレコーディング機能」

イメージはこうです。

録音/一時停止ボタンを押す約5秒前から録音を開始することができるっつー機能です。

これ現場でよくありますよね~ 「オンタイムで始めま~す・・・よろしくね・・・」って言っておきながら、時間になっても始まらず「あれ?」てちょっと気が緩んだ隙に突然MCが入るっつーあれです!(笑) ビデオ撮りの現場ではよくある話で、最近は5分くらい前から無駄に回してますけど・・・
と、こんな音声収録現場でもプリレコーディング機能があれば、「あ!ヤバイ!」と思った瞬間に録音ボタンを押せば5秒さかのぼって録音してくれる機能なですね。頭切れにならずにすみ安心感も違います。でも無駄と思っても数分前から録音を始めるのが正解ですよ~(^^)

Bluetooh接続対応。録音データをワイヤレス再生、「REC Remote」を使って遠隔操作も可能

Bluetoohオーディオ機器と接続して、音声をワイヤレスで聞くことができます。それから、スマートフォンアプリ「REC Remote」を使うと、PCM-A10を手に届かないところへ設置した場合でも、手元のスマートフォンから録音レベルの確認や遠隔操作が可能になります。
ただ使用するスマートフォンのOSバージョンの確認が必要で、「REC Remote Ver3.0」の対応OSは、Android 5.0以上、iOS10以上が必要なので注意です。


>スマートフォン遠隔操作アプリ「REC Remote」詳しくはこちら

振動を防いで録音できる三脚対応

PCM-A10本体の底面には三脚取付用の穴が空いています。録音時に床などに直接置くと振動拾ったりするので、三脚などに取付て本体を浮かせて設置するのがイイかもです。1/4で切れているので、たいがいの三脚には対応できています。また、変換アダプターを使えばマイクスタンドにも取り付けできるので、さらにセッティングの幅が広がりますね。

PCM-A10の付属もそこそこ充実していまして、初心者の方でも音楽録音をする際のコツなどが記載された「レコーディングテクニックガイド」が付属されています。

それから本体を保護したり、誤動作を防止するキャリングケースが付属です。

最後は、野外録音で効果を発揮する、ウィンドスクリーンも付属です。
ちょっと硬めなスポンジって感じですね。


取付はややきつめに取り付くんですけど、でもこの感じだと、気を抜くとどこかへ落っことしてくると思いますので注意です!(笑)

と、ざっくりとPCM-10をご紹介しましたけど、価格は約2万円前後しますね。でも、楽器演奏、講演、会議、そしてハイレゾ対応とかなり幅広い用途で使えますし、このクラスの商品になると作り込みもしっかりしていて長く使っていても厭きませんよね~
ということで、PCM-A10は販売中です~(^^)/


>商品情報
リニアPCMレコーダー
「PCM-A10」
ソニーストア販売価格 19,880円+税

ソニーストアならではの購入特典
●提携カード決済で3%OFF
長期保証<3年ベーシック>付属