【NEW】大口径70mm振動板を搭載したヘッドホン「MDR-Z7」がリニュアル!!
サウンドエコーの岡部です。
大口径70mm振動板を搭載したヘッドホン「MDR-Z7」がリニュアルされて、「MDR-Z7M2」になって登場~
ん~ようやくリスニング用のヘッドホンが出てきた・・・って感じです。(^^)
大口径70mm振動板により、生演奏を聴いているような自然な響きを再生
一般的な人の耳殻を上回る大口径の70mm振動板により、平面に近い波面を再現。音の波面が広く平らになるので、生演奏を聴いているような自然な響きが体感できます。
ドームを大型化し形状を最適化することで、中低音域の表現をクリアにして、中高音域をさらに艶やかに表現!
振動板材料としては理想的な特性を持つLCP(液晶ポリマー)にアルミニウム薄膜をコーティング。色づけのないクリアな中音域を再生。
フィボナッチパターングリルの採用で、色付けの少ない、ハイレゾ音源の忠実な再生を再現。
グリルはフィボナッチ数列を参考にした曲線パターンにして、開口を均等化してます。また、剛性材料を採用して桟を可能なかぎり細くしています。そうすることで、なめらかな超高音域再生が実現するらしいですよ。
ということで、MDR-Z7M2を体感してみました。(^^)/
なかなか重厚な作りなんですよね。先に体感したWH-1000XM3とは比べ物にならないくらい高級感があります。もっとも価格が約2倍するので当然ですけどね。
ハウジングは金属製で70mmのLCP振動板をのみこんでいますので厚みもあり、そしてデカイです。
スライダーにも厚みがあり伸ばして使用した時の見た目も高級感を保ってますね。
スライダーの内側には目盛りが刻んであります。なので左右同じ長さに合わせるのも容易です。そして、このクラスのヘッドホンになると、ヘッドホン本体にシリアルNOが刻んでありますね。
さて、先に書いた「LCP振動板」と「フィボナッチパターングリル」これがどんな感じでマウントされているのか見てみたいと思います。
このままでは見辛く、イヤーパッドが邪魔なのでを外したほうが見やすいです。
なので、外しちゃいましょう~
MDR-Z7M2のイヤーパッドはただ外れないんですよね~ 引っ張っても、ただ回しても外れません。イヤーパッドはビス固定されているんです。これは前モデルのMDR-Z7と同じ構造で変わってませんけどね。
パッドの下側を見ると小さ~いビスがあるのが見えます。
このビスを先の細いドライバーで抜きます。
このビスが抜けるとイヤーパッドがフリーになるので、時計と反対周りに回すとイヤーパッドが外れます。
イヤーパッドが外れてみると、グリルと振動板がよく見えますね。
一般的なヘッドホンの振動板は40mmというのが結構多いですね。ソニーでも代表的なものだと、あのノイズキャンセリングを搭載した「WH-1000シリーズ」や「MDR-1AM2」なども40mmですね。
ちなみにこれが「MDR-1AM2」のフィボナッチパターングリルと40mmのLPC振動板です。
40mmでも十分でかいとは思いますけど、70mmの振動板がどれだけデカイか・・・ということがわかると思います。
せっかくなので、外したイヤーパッドも見てみましょう~
ちょっと、バームクーヘンを切った感じにみえますね。これは「エルゴノミック立体縫製イヤーパッド」というそうで、頭の凹凸にフィットする形状に立体縫製されています。イヤーパッドの中の素材は、厚みのある低反撥ウレタンフォームが使用されていて、圧力が均等に分散されます。
イヤーパッドの外見の素材は合皮なんですけど、この合皮に特殊な加工を施していて、高い吸放湿性能があるっていうんですよね。「合皮に特殊な加工」という言い方をしていて、特殊について詳しくは記載がないのできっと門外不出の技術ってことなんでようね~(笑) で、長時間のリスニングでも蒸れにくいとのことです。
今回蒸れて来るほどの時間視聴できていないんですよね・・・なので残念ながら蒸れにくい・・・ということに関しては実感がありませんでした。しかし、付け心地は確かにイイですね。この手のヘッドホンは付けはじめからやや圧迫されたように感じるもんなんですけど、それが無いですね。あのぶっ飛んだ価格のヘッドホン、「MDR-Z1R」には負けますが・・・(笑) それでもMDR-Z7M2もすごくよく出来てると思いますよ。
ちなみにMDR-Z7M2のイヤーパッドを部品で買うとL側、R側各3,600円(税別)です!高い!!!!
ということで、視聴してみました。
NDR-Z7M2にはバランスケーブルが付属されていますけど、今回は「KIMBER KABLE / MUC-B20SB1」がありましたので、これを使いました。
>ヘッドホンケーブル「KIMBER KABLE」についてはこちら
使用してウォークマンは、せっかくなので「NW-WM1Z」を使用して、「2CELLOS」という二人組み、チェロ演奏を聴いてみました。
このアーティストの楽曲はとても尖がった音が鳴るんですよね。前回「WH-1000XM3」クラスのヘッドホンで聴くと曲によっては、耳の奥に突き刺さるような感じになりますけど、MDR-Z7M2で聴くとなかなかしっとりとした感じで、とてもおちついた音が鳴りますね。
MDR-Z7M2には、ビートレスポンズコントロールという通気孔があって、これで、空気の流れを調整して主に低音をコントロールしています。そのせいか、こもり感もなく低音もスッキリしていて、キレもイイですかね・・・
正にリスニング用っていったところですね。(^^) イヤーパッドには適度の圧迫感とボリュームを感じます。
2014年にMDR-Z7が登場し、それから4年を経てMDR-Z7M2にモデルチェンジしたわけですけど、見た目的には大きく変わってはいないですね。基本キープコンセプトで、MDR-Z7はハンガーの部分がシルバーでちょっとアクセントになっていましたが、NEWモデルのMDR-Z7M2ではオールブラックってところですね。そしてスペックにも変化があります。
再生周波数は、4HZ-100,000Hzと同じですが、MDR-Z7の感度が「102db/mW」、インピーダンス「70Ω」に対して、NEWモデルのMDR-Z7M2の感度は「98db/mW」、インピーダンス「56Ω」ということなので、Z7と比べると若干低めに設定してきてますね。ポータブルプレーヤー向きのヘッドンインピーダンスは32Ωくらいまでのものが多いので、いずれにしてもポータブルプレーヤーに繋ぐとやや音量不足にならないか・・・どうなんだろ?
今回使用した「NW-WM1Z」や「NW-ZX300」はバランス出力搭載モデルなのでマッチングはとれていると思いますけどね。その他のモデルで音量不足を感じるようなら、ポータブルヘッドホンアンプ繋げばプレーヤー本体の出力に依存せず、ポータブルアンプから電流を安定してヘッドホンへ流せるので、ヘッドホンの能力を最大限に生かせますよ~
>商品情報 ステレオヘッドホン 「MDR-Z7M2」 ソニーストア販売価格 74,880円+税 ソニーストアならではの購入特典 |