【NEW】ソニーCinema Lineに新しいラインアップSuper35mm専用機「FX30」が登場!!!!
サウンドエコーの岡部です。
先日新開発センサー搭載のSuper 35mmフォーマットCinema Lineカメラが発表されましたよね。クリエイター向けですかね・・・プロフェッショナルカムコーダーというカテゴリに入るカメラです。先に「FX3」という「α7SⅢ」ベースのモデルが発売になっていますが、それをさらに動画撮影に特化させて価格を抑えたモデルという感じです。「FX30」の搭載センサーは先にも書きましたがSuper 35mmということで、APS-Cセンサーを搭載しています。なので小型なのかな・・・と想像していましたが、フルサイズセンサーを搭載している「FX3」と同じ大きさの筐体です。
新開発イメージセンサーと最新の画像処理エンジン
新たに新開発したAPS-Cサイズ(Super 35mm)の有効約2010万画素裏面照射型CMOSセンサーExmor Rと、最新の画像処理エンジンBIONZ XRが搭載されています! そして6K相当の情報量を凝縮して高品位な4K映像出力ができ、4K 120Pのハイフレーム動画のカメラ内記録に対応しています。低感度側100から32000の常用ISOに加えて、「S-Log3動画撮影時」と制約はあるものの14+ストップのワイドラチチュードで、明暗差のあるシーンでも低ノイズで白とびや黒つぶれの少ない階調表現が可能です。また、大口径レンズと組み合わせることで、浅い被写界深度を生かした印象的な描写とクリアな映像表現が可能です。
そもそも、どうしてこのAPS-Cセンサーを「Super35mm」というのか・・・?といことですが、フィルムムービーSuper35mmというところからきていて、多くのフィルム上映の映画館で使われるフィルムサイズなんだそうです。で、そのAPS-Cセンサーの大きさがほぼ、ほぼなので全く同じではないですが、そのフィルムと同じ画角・サイズであることから「Super35mm」と呼ばれるようになったといことなんですね。映画撮影の現場などでは「おなじみのサイズ」として認識され多く使われています。
動画撮影を変える高いフォーカス性能
ファストハイブリッドAFを搭載していて、動画時495点の像面位相差検出AFポイントは画面の約90%がカバーされていて、最新のアルゴリズムで狙った被写体を捉え続けることができます。さらに!動画撮影時には人物だけではなく、動物や鳥のも対応したリアルタイムAFが搭載されていますよ~
また、αシリーズと同様に液晶パネル上で狙った被写体をタッチしてリアルタイムに追随する「タッチトラッキング」、α7Ⅳ同様に、「AFアシスト」や「フォーカスマップ」機能も搭載!そして動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング現象を最小限に抑える「ブリージング補正」にも対応していて、さまざまな撮影現場で、安定したAF性能と多彩なフォーカスワークを提供します。
映画のようなルックを手軽に再現できるS-Cinetone
FX6やFX3で好評な、肌の色を美しく見せるスキントーンを中心としたルック「S-Cinetone」がピクチャープロファイルのプリセットとして搭載されていて、人の肌の色再現性をアップ!色合いはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンです。グレーディングすることなく映画のようなルックを手軽に再現できます。
4K 120Pハイフレームレート動画記録
最大120pのハイフレームレートで、4K QFHD(3840×2160)解像度によるカメラ内の動画記録に対応。フレーム単位で圧縮し高画質記録を行うIntra(All-I)方式も選択でき、被写体の動きを引き立たせる、なめらかなスローモーションをポストプロダクションによって実現可能。また、S&Qモードであれば、スローモーションやクイックモーションをカメラ本体内で記録可能。記録フレームレート24p設定時は、4K QFHD(3840×2160)解像度で最大5倍まで、フルHD解像度で最大10倍までの高画質なスローモーション映像を記録できます。ハイフレームレート撮影時においても、オートフォーカスが狙った被写体を追随し続けるため、動きのあるスポーツシーンなども安心して撮影できます。
14+ストップ ワイドラチチュードでの撮影
シャドウからミッドトーン(18%グレー)にかけての階調特性を重視した、S-Log3を搭載。S-Log3設定時は、14+ストップという再現域を確保しています。色域はS-Gamut3、S-Gamut3.Cineに対応し、VENICEやFX9、FX6、FX3などのCinema Line カメラと合わせた撮影、編集がさらに容易になりました。
タッチ操作で直感的に使える「タッチトラッキング」
液晶パネル上で狙った被写体をタッチし、フォーカスを自動追尾させる「タッチトラッキング」を搭載。被写体の色、模様(輝度)、距離(奥行)、顔および瞳情報を、画像処理エンジンBIONZ XRおよびAI(*1)を活用したアルゴリズムで分析し、被写体を追い続けます。ジンバル撮影時やワンオペレーション撮影時などのフォーカシングの負荷が軽減され、構図により集中できます。また、「タッチフォーカス」を使用すると、マニュアルフォーカス中であっても一時的にオートフォーカスが可能。Imaging Edge Mobileアプリケーションからリモートで、AF中のタッチトラッキングとMF中のタッチフォーカスができます。
4K 120p記録においても使用可能な「リアルタイム瞳AF」
動画撮影時の「リアルタイム瞳AF」は、人物や動物、鳥の瞳検出に対応。より角度のある横顔や下向き、上向きの顔でも、リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンBIONZ XRで、高精度かつ自動的に瞳にピントを合わせ続けるため、撮影者はピント位置を気にせず構図に集中できます。4K 120pを含むすべての動画記録モードで使用可能です。液晶パネル上で狙った被写体をタッチすることで、リアルタイムトラッキングによる追随を開始し、瞳を認識するとリアルタイム瞳AFでの追随ができます。動画撮影中も瞳の左右選択に対応しています。
フレキシブルなハンドヘルド撮影を実現するXLRハンドルユニット(同梱モデル:ILME-FX30)
XLR端子を2基備えたデジタルオーディオインターフェース対応XLRハンドルユニットを同梱。別売のXLRマイクとの組み合わせで、音声をデジタル信号のままダイレクトにカメラに伝送し、劣化のない高音質録音を実現します。本体側の設定により、デジタル4CHや24bitでの音声収録もサポート。ハンドル一体型、ケーブルフリー・バッテリーフリー仕様のため、撮影時の自由度やノイズ低減に寄与するだけでなく、設営・撤収時の負担も軽減します。また、トップハンドル側にスイッチを備えることで、XLRアダプター部の電源On/Offも片手ですばやく行えます。さらに、アクセサリー用ネジ穴を3カ所備えています。
動画撮影に最適化した多彩なボタンとダイヤル配置
小型軽量デザインを維持しながら、機動力に加えて、Cinema Line カメラとしての妥協のない操作性を提供します。左手でしっかりレンズをホールドしたまま、さまざまな操作ができるように、使用頻度の高い操作部材をグリップ側および上面に集約。また、RECボタンをはじめ上面の各ボタンはストロークが深く、しっかりと確実な操作ができます。さらに、電源スイッチは動画撮影中の誤操作を抑制するデザインを採用しています。
撮影のポジションやアングルの自由度を高めるバリアングル液晶モニター
バリアングルタイプの横開き背面モニターを搭載。手持ち撮影、ジンバル撮影や自分撮り、地面すれすれのローポジションでの迫力ある撮影など、状況に応じた自由なポジションやアングルでのフレーミングができます。横方向に約176度、上方向約180度、下方向約90度と自在に可動します。また、HDMI端子使用時も、ケーブルが干渉せずに角度調整ができます。さらに、3.0型、約236万ドットの大型タッチパネル液晶は、屋外撮影時の視認性に配慮した屋外晴天モードや明るさの手動設定に対応します。
新しいメニュー構成とタッチ対応による操作性向上
カメラのステータスを一覧表示し、タッチ操作で設定値の変更が可能な「メインメニュー」を新たに搭載。動画、静止画それぞれの撮影モードにデザインが最適化されています。「メインメニュー表示」をカスタムキーへアサインすることで、すばやくアクセスして設定値の事前確認や変更が可能です。タッチ操作によってレスポンスよくクイックなメニュー操作ができます。また、撮影待機中の画面では、カメラモニター上を上方向にスワイプアップするだけでファンクション(Fn)メニューを表示することができます。
率的な放熱を実現する冷却ファン搭載
FX30の小型ボディに最適化された冷却ファンを内蔵。より効率よくカメラ内の熱を放出します。冷却ファンの動作モードは、撮影条件に合わせて、オート/最小/記録時Offから選択できます。また、スマートフォンなどにも用いられる熱伝導性に優れたグラファイト素材を、ソニー独自の「Σ(シグマ)形状」に加工し、手ブレ補正ユニットに組み込みました。この構造により、手ブレ補正時の動作を妨げることなくイメージセンサーからの発熱に対して高い放熱効果が得られます。さらに、膨大なデータ処理を行う画像処理エンジンやイメージセンサーを含む、カメラ全体で発生する熱の放熱経路を最適化しています。
|