祝!カメラグランプリ2023大賞「ソニーα7RⅤ」
こんにちは!サウンドエコー須藤です(^^)/
「カメラグランプリ2023」の大賞が「α7RⅤ」と発表がありました!
2022年4月1日~2023年3月31日に発売された、日本国内で新発売されたスチルカメラもしくは交換レンズの中から最も優れた1製品を表彰するものです。
2010年にソニーがミラーレス一眼カメラを初めて発売して以来、「カメラグランプリ」を受賞したソニーのカメラは「6機種「α7RⅤ」「α1」「αRⅣ」「α9」「α7RⅡ」「DSC-RX1」」になり、フルサイズミラーレス一眼カメラにおいては今回5機種目の受賞となります。
大賞 選考理由: カメラグランプリ2023実行委員会のコメントソニーα7シリーズの中でも高精細な撮影が可能な”R”の最新世代として、クラス最高の有効約6,100万画素CMOSセンサーを採用。新たに搭載した「AIプロセッシングユニット」によりAF性能を始め、 |
ソニーのミラーレス一眼カメラ「α」の中で「R」と付くものは「高画素」の機種になっています。
今回の「α7RⅤ」では、クラス最高の有効約6100万画素の35㎜フルサイズ裏面照射型CMOSセンサーExmor R搭載。 そして画像処理エンジンも最新型で、従来比最大で約8倍の高速処理能力を持つ画像処理エンジン「BIONZ XR」が採用されています。
そんなに毎回高画素は使わないという方でしたら、画素数の設定が「6100万画素」「2600万画素」「1500万画素」と3段階に分かれているので、普段は「2600万画素」でスナップ撮影、鳥撮影や飛行機撮影などいざという時は「6100万画素」でと使い分けて撮影することができます。
今回の「α7RⅤ」ではさらに新しい技術が投入されていまして、画像エンジンとは別に、AI処理に特化した新開発のAIプロセッシングユニットが搭載されました。このAIがスゴくて、顔認証などにおいても、人物の骨格や姿勢などの詳細な情報に基づいた、より精度の高い被写体認識が可能になっています。さらに!「動物」認識に加えて「鳥」「昆虫」「車/列車」「飛行機」などより幅広い被写体認識が可能になりました
リアルタイム認識AF
そのAIプロセッシングユニットですが、具体的にはAIを駆使することで人物の瞳の認識精度が「α7RⅣ」比で約60%向上していて、姿勢推定技術を用いて処理することで、瞳だけでなく人間の胴体、頭部の位置をより高精度に認識できるようになり、マスクでもサングラスをかけてても、遠くの人でも、大勢いる中の花嫁さんでも後ろ向きの人物でも認識して人物の頭部を認識し追尾し続けることができるようになっています。また、認識しづらかった画面内の人物のサイズが小さいシーンでも確実に狙った人物被写体を捉えることも可能になりました!
より幅広い被写体をカメラが認識!
「人物」、「動物」、「鳥」に加えて、新たに認識被写体として、「昆虫」、「車/列車」、「飛行機」に対応しました
これは静止画・動画を問わず幅広い被写体を撮影できます。
動物では、犬や猫のような動物の頭や顔の認識が加わっただけでなくて、一部の草食動物・小動物の瞳も認識しやすくなっています。従来比と比べると、動物に対する認識性能は約40%向上しているとのことです。鳥においても、瞳を認識できる種類や姿勢の拡大に加えて、頭や体の認識にも対応できるとのことです。さらに!動物と鳥については、設定を切り換えずに1つの設定で認識することのできる「動物/鳥」設定も新たに加わってるところが嬉しいですね!
粘り強く被写体を捉える「リアルタイムトラッキング」
Aiを活用した極めつけは、これ!「リアルタイムトラッキング」です。狙いたい被写体を指定してシャッターボタンを半押しするだけで、カメラまかせで自動追尾してくれるので、撮影者は構図に集中することができますよね。先にも書きましたが、「α7RⅤ」では被写体の認識性能が大幅に向上したので、ヘルメットやマスクなどで顔が見えない人物、背中を向けているような動物でもリアルタイムに検出して追尾し続けてくれるので、今まで以上に活用の機会が増えますね!
露出制御と色再現性の精度・安定性をさらに向上!
最新の画像処理エンジンの高速処理で、「α7RⅣ」と比べて露出制御と色再現性能の精度も向上しています。静止画・動画撮影時、画面内の顔の肌領域を検出して、最適な明るさになるようにAEアルゴリズムが進化しています。逆光で顔が暗くなってしまっている場合や、太陽光が顔に当たって明るすぎるシーン、横向きのシーンなどAE制御が約20%安定しています。また、今回カメラ前面には「可視光+IRセンサー」が搭載されていて、加えてAIプロセッシングユニットの働きで、特に日陰シーンでより正確なホワイトバランスが得られるようにオートホワイトバランスが進化したということらしいです。オートフォーカスといい、ホワイトバランスといい、ほぼカメラまかせで撮れちゃいます。
α史上最高8.0段高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正
高精度な手ブレ補正ユニットおよびジャイロセンサーと、最適化されたアルゴリズムで手ブレ補正システムがトータル的に進化しています。手ブレ補正効果はα史上最高の8.0段をボディ単体で実現していて、室内撮影や夜間のスローシャッターなどISO感度を上げたくないし、でも手持ちで撮りたいし・・・と言う時にその効果は発揮しますよね!
また、電源ON直後や構図変化時の補正レスポンスもさらに向上しているなど、使い勝手も向上しています。
自在な調整ができる新開発4軸マルチアングル液晶モニター
ついに待ち望んていた形になりました!
「α7RⅤ」では、従来のチルト液晶モニターと横開きするバリアングル液晶モニターの利便性を兼ね備えてしまったんですよね。横位置でも縦位置でも見やすい位置に自在に角度調整ができる、ソニー独自の4軸マルチアングル液晶モニターを開発しました モニターを手前に引き出しカメラ背面に対して上方向約98度、下方向に約40度にチルトします。横方向には180度開きます。そしてオープン位置では270度まで回転できるほか、映像の反転表示も細かく設定することもできます。多方向に動くようになったヒンジ部分ですけど、厚みを抑えながら堅牢性も備えています。
3.2型高精細液晶パネル
「α7RⅤ」搭載の液晶パネルは、「α7RⅣ」比でひと回り大きい3.2型の液晶パネルが搭載されています。アスペクト比は3:2です。約210万ドットのタッチ対応の高精細・広色域の液晶パネルです
屋外撮影時の視認性に配慮して、屋外晴天モードや手動での設定に対応します。また、メニューやファンクションメニューのタッチ操作も可能です。
クラス最高解像度の高視野・高性能電子ビューファインダー搭載!
クラス最高解像度の約944万ドットの高精細OLEDを採用して、「α7RⅣ」のUXGA Tru-Finderに比べて約1.6倍高解像度化を実現したほか、接眼工学系や構造も大幅に進化した電子ビューファインダーを搭載しています。0.90倍のファインダー倍率、今のところこれは世界最大だそうで、撮影画像の対角視野角41度、25mmのハイアイポイントと周辺までの歪み低減で、高解像撮影をサポートしています。
静止画撮影時のファインダーフレームレートは、標準の「60fps」と高速「120fps」から選択可能で、高速の「120fps」ではファインダー内での被写体の動きがよりなめらかに表示されるので、動体撮影時でも被写体を追いやすくなると思います。
長時間連続録画を可能にする放熱構造
動画撮影中の温度上昇を抑制して長時間の連続録画をサポートするために、設計を徹底的にみなおして効率的な放熱ができる構造になりました。
【カメラ全体の放熱システムの最適化】
イメージセンサーの画像処理エンジン、AIプロセッシングユニットの駆動に伴う熱を効率的に分散して放熱させるため、放熱経路を最適化! 小型・軽量ボディは維持しつつカメラ本体内の温度上昇を抑制できるようになりました。
【ソニー独自の内部構造による従来比約5倍の放熱効果】
熱伝導性に優れたグラファイト素材をソニー独自の「シグマ形状」に加工して手ブレ補正ユニットに組込まれています。この構造で手ブレ補正時のイメージセンサーユニットの円滑な動作を妨げることなく、本体内の温度上昇の主な要因になるイメージセンサーからの発熱に対して、「α7RⅣ」の約5倍の放熱効果を発揮しまます。
フィールドでも安心の信頼性
外装の合わせ目全周や電池蓋にシーリング構造を採用しているほか、ボタン周りのシリコンゴムパッキン、レンズロックボタン、マウント周りのクッション、ゴミや水滴の侵入経路となりえる箇所の構造を工夫して、屋外での厳しい撮影環境で使用しても耐えられるようになっています。さらに、ファインダーユニットの気密性を高めて、結露の発生を抑制します。接眼レンズにはフッ素コートを施して指紋や汚れを防止して、万一付着してもかんたんに落とせます。ファインダーは結構汚れるところなのでこれはうれしいですね。
メディアの端子蓋は二重構造のスライド機構とロックレバーの組合せで信頼性があります。
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