NEUTRIKのスピコンコネクターがリニュアルして質感は上がったけど、作るのに専用工具が必要みたいでチョット面倒くさいな・・・

サウンドエコーの岡部です。
先日手持ちのNEUTRIKのスピコンコネクターの数が足らなくて同型のものを追加発注しようとしたら、なんと!完了になっていてモデルチェンジしたらしい・・・となったんですよね、まあそれもいいや・・・と思ったら、新しいモデルは作成するのに専用工具までが必要になったらしく、その工具の価格が意外と高いことに驚いてしまいました~ もうマジかよ!って感じです(>_<)

右が旧モデルで、左がリニュアルしたNEWモデルです。
NEWモデルの方が少し長いですね。
間違いなく質感は上がってます。

そもそもスピコンって何に使うのか・・・?というと、いわゆるスピーカーケーブルですね。接続しようとするアンプとスピーカーの接続端子がスピコンになっているってことですね。(^^♪
よくあるオーディオ製品の場合は、バインディングポストという端子が一般的ですよね。赤が+、黒が-になっていてスピーカーケーブルをねじ込んでいくタイプのものです。

写真の赤と黒の端子がよくあるスピーカー端子、バインディングポストです。その外側にある端子がスピコンになります。さらにその外側の端子がフォン端子です。このアンプは最近買ってもらったヤマハの「PX5」というパワーアンプですが、さすがヤマハですね。国産メーカーなのでどんなスピーカーが来ても接続できるように、想定される端子がすべて搭載されています。さすがです!(^^)/

そしてスピーカー側の端子もスピコンです。
このスピーカーもPAで使っているものですが、最近は設備用のスピーカーでもスピコンを採用するモデルも増えてきて、先日の某大学での機材更新工事でもこのタイプでした。準備し忘れると、家電量販店も含めなかなか電気店では店頭販売していないと思うので、事前準備が必要になりますね。

ということで、旧モデルのコネクターから作成してみましょう~

部品構成はこんなもんです。

ケーブルはカナレの「4S8」を使います。

端子を取付ける前に必要なもを通しておきます。作るのに夢中になっていて入れ忘れると2度手間になりますよ~(笑)

旧タイプのコネクター本体です。これは2極タイプなので1+と1-しかないです。
ケーブルを固定する際に締め込むネジはプラスドライバーで大丈夫です。サイズは1番ですね。

ケーブル4S8は4芯ケーブルなので、赤・白で束ねてねじ込みます。
ここはしっかりネジを締め込みましょう~ 締め込みが足らないと間違いなく抜けます。(^-^;

切込みに合わせてガードをはめます。
このガードが締め込まれてケーブルが抜けてこないように固定されます。

最後にレンチで締め込めば完成です。

次にリニュアルされたNEWコネクターで作ってみます。

部品構成です。
新しいタイプは4つに分かれています。


新しいタイプのコネクターでは接合部分にパッキンが仕込まれているみたいです。
締めて行ったときにしっかり密着するような構造です。

で、ここが落とし穴ですね!(>_<)
芯線を固定していくネジが普通のプラスネジではなくてトルクスネジになっているんですよ~ マジかよ!
この部分は記載がなかったと思います。まあ事前にNEUTRIKがアップしているYoutubeチャンネルを見ておけば、事前に察しはついたかとは思いますが・・・(笑)

ネジサイズは「T8」というサイズですね。良かったなー持ってて(^-^;

このドライバーでピッタリはまります!
ん~確かにプラスネジよりもしっかりトルクが掛かる感じではありますね。本来はこの部分もしっかり締めつけトルクが決まっていて、適当に締めるのではなく、規定のトルクで締め付けるのが正解なのだと思います。

作り方は新旧で特に変わりませんね。
必要な部品は先に通しておきます。通す向きも確認して間違った向きで入れないように注意しましょう。

ケーブルの出のところがこんな風に処理がされて、見た目はイイですね。

このスピコンコネクターは4芯タイプなので、1+・1-・2+・2-とあります。

4芯用なので、4本個別に差込ます。ちなみに4芯用のスピコンコネクターに2芯のケーブルを使用する際は、1+・1-に接続すればOKです。

ガードをツメにに合わせて取付ます。

このコネクターは外側のケースの部分がセパレートタイプなので先端から差し込むのですが、中の切り欠きを合わせないと収まりません。

当然ですが、切り欠きが合わさればすんなりと入れられます。

後の固定具を手で締るところまで締め込みます。

そして、ここからが変な工具の出番になります!(笑)
これです! 2種類あって両方で1万円以上するんですよ~もうビックリです!

これどんな風に使うのかというと、こんな風に使います。
いわゆるレンチですね。こんなの無くても作れそうな感じではありますが・・・
どうしてこんな専用工具が必要なコネクターを出して来たんですかね!多少クオリティは落ちてもいいので、旧モデルを復活させてほしい~(^-^;
今回はこのままグイグイ締め込んで固定しましたが、これも本来は先端にトルクレンチをかけて、規定のトルクで締め付けるというのが正規の方法ですね。

これで完成です~(^^)/

ということで、スピコンコネクターのみいくつか在庫していますので必要な方はご来店の際お声がけ下さい。専用工具の在庫はありません~
その他、XLRコネクターやBNCコネクター、変換アダプターなの在庫もございます。(時々欠品してますが・・・)在庫のないものはお取り寄せも可能ですのでご相談下さい。

それでは・・・