モニターヘッドホンではど定番!MDR-CD900STをリフレッシュさせてみた!
サウンドエコーの岡部です。
さて、いきなりですが今回の検体はこれです
モニターヘッドホンでは、ど定番!のソニーMDR-CD900STです。
これ私、岡部の持ち物なんですけど、購入してから10年は超えていますねかね~ しばらくは屋内使用だったんですけど、ここ数年屋外で使うようになり、そして8月末の高崎市某所での納涼祭でなんと!バケツをひっくり返したような豪雨に見舞われ若干濡れたせいでイヤーパットが急激に劣化してしまいました
写真ではそんなに劣化したようには見えませんが、なにやらベタベタしています 耳にあてるとネチョ~って感じで気持ちが悪いです。
ということで、このイヤーパットを交換してリフレッシュさせよう\(^o^)/と思いたちまして、部品を発注しました。せっかくイヤーパットを外すので、他の消耗部品もいっしょに発注です
そして着荷した部品がこちらです。
参考に部品番号と部品の値段を記載しておきますね。
2-115-697-01 ミクロングラス 単価¥220円(税別)
2-113-149-01 ウレタンリング 単価¥110円(税別)
2-115-695-01 イヤーパッド 単価¥1,000円(税別)
上記部品が2個づつ必要です。L/Rの区別はなく共通です。
今回この部品を使って作業していきましょう
まずは本体からイヤーパッドを外します。
つまんで、引張れば外れます。
左右外しちゃいます。
この後は左側から作業していきます。
イヤーパッド交換だけでしたらこのまま新品を取付ればいいのですが、今回はドライバーの周りに付いているウレタンリングとドライバーの裏にあるミクロングラスも交換しますので見えているビス4個を外します。
ドライバーのマグネットが非常に強力なので、ビスを外す際にドライバーにビスが吸い込まれないよう注意です。また工具でドライバーをキズ付けないよう注意します。
外したビスは小さいので失くさないようにしましょう。
こんなトレーに載せておけば失くさないですよ~
ちなみにこのトレーはアストロプロダクツ社製です。>これです。
裏がマグネットになっていて、金属のところに引っ付きます。
ビスを外しました。
ちょっとピンボケですね~すみません<m(__)m>
接続線が細いので注意です。
右に見えているミクロングラスを交換します。
そんなに痛んでいるようには見えませんね。
つまんで取り出します。何となく湿り気を帯びてますね。
新品のミクロングラスです。
外した物と比較してみます。
右が新品のミクロングラスで左が取外した物です。
厚みが違いますね。古い物は膨らんで隙間だらけです。
空っぽになったハウジングです。
ホコリがあれば軽く拭いて新しいミクロングラスを入れるだけです。
次にドライバー側にいきます。
このウレタンリングを外します。
交換はこのままリングを剥いで取付てもいいのですが、やりづらいのでドライバーとリングを切り離します。
切り離すにはこの爪4か所を解除します。小さいマイナスドライバーで外れます。
外れました。
今回はドライバーには手を加えないのでそのままにします。
古いウレタンリングを剥ぎます。
古くなったウレタンリングは、ちょっと指でつまんだだけでボロボロ崩れてきます。
新しいウレタンリングです。
真ん中は使いません。切れ込みが入っていて、くり抜けるようになっています。
取外したリングに貼り付けて真ん中をくり抜きます。
あとは取外したのと逆の手順で組み立てていきます。
組みあがりました。
新品はしっかり高さもあります。
組みあがったドライバーユニットを本体へ取付けます。
最後にイヤーパッドと取付ます。
これ新品です!
取付面はここに隙間があります。
これを本体の溝にはめていきます。
これが本体側の溝です。
あとはグイグイ引張ってはめ込んでいきます。
多少強引に引っ張ります。結構丈夫なので、多少引張ったくらいでは切れたりしません。
取付完了しました。
ちょっとわかりづらいですけど、ウレタンリングを交換したので真ん中がしっかり膨らんでいます。これが本当の姿です。(^○^)
反対側の同じ手順で交換します。
両側が完了しました。
ん~やはり新品は気持ちいいですね。これでMDR-CD900STも生まれ変わりました
このヘッドホンには愛着もあるので、なんかうれしい気分です
さて、痛んでしまったソニーのヘッドホンをリペアしたい~というお客様、部品供給されているものでしたらお取り寄せすることも可能です。ご相談いただければ対応いたします。
実は、この後つづきがあるんです
ここまで完成したら何かカスタマイズしたいな~ と邪な気持ちが芽生え、部品を追加発注~しちゃいました
それはまた後日ご紹介します\(^o^)/